先日、「赤松良子メモリアル WIN WIN シンポジウム」に参加してきました。会場は、赤松さんの志を受け継ぐ人々の温かさに包まれており、私自身、これからの生き方を改めて見つめ直す貴重なひとときとなりました。
赤松良子さんといえば、「労働省の看板娘」として男女雇用機会均等法の成立に尽力されたことはあまりにも有名ですが、私が心打たれたのは、彼女のリタイア後の活動です。
赤松さんは定年退職後、女性の政治家を育成・支援するための団体「WIN WIN」を立ち上げました。今の日本でこそ「女性活躍」が叫ばれていますが、その土壌がまだ整っていない時期から、信念を貫き、後進を育てるために心血を注いでこられたのです。
驚くべきことに、赤松さんは亡くなる前日までお仕事をされていたといいます。まさに「突然の別れ」でした。しかし、その死は決して悲劇的なものではなく、最期の一瞬まで自分の使命を全うされた、一人の人間としての気高い完成形のように私には感じられました。
シンポジウムの中で特に感激したのは、実際に「WIN WIN」の援助を受けて誕生した女性政治家の方々が、堂々と自身の活動やさらには葛藤をも誠実に報告されていた姿です。赤松さんが蒔いた種が、しっかりと根を張り、大きな花を咲かせている。一人の情熱が組織となり、システムとなり、そして確実に社会を変えているという事実に、目頭が熱くなりました。
彼女の歩みから、私は「リタイア後の生き方」について大きな勇気をもらいました。
「もう定年だから」「一線を退いたから」と、自分自身の可能性に蓋をしてはいないだろうか。赤松さんは、リタイア後こそが、培ってきた経験と知恵を純粋に社会に還元できる「黄金期」であることを証明してくれました。
私たちリタイア世代には、若い世代にはない視点や、長年のキャリアで培ったネットワーク、そして何より「社会を良くしたい」と願う純粋な志があります。自分の得意な分野で、できることから継続していく。その積み重ねが、次世代へのバトンとなるはずです。こう考えると、本会WABASは、みなさまの本領を発揮する絶好の場所になりますね!
「まだまだやれることはある。そして、やるべきこともある」
赤松良子さんの凛とした遺志に触れ、私もWABASを通じて、自分にできる社会貢献の形を、一つずつ形にしていこうと決意を新たにしました。とりあえず私の目の前にあるのは、今年11月29日に開催される<全国大会IN東京>と前日夜に開かれる交流会です。
立ち止まっている暇はありません。私も彼女のように、生涯現役の心意気で、前を向いてみなさまと共に歩んでいきたいと思います。